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検診で発見された小さな腎細胞癌
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CASE : 0030
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最終診断
診断と解説
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左腎部分切除が施行された。病変は腎外突出性発育を示す1.1cm大の単結節型腫瘍で、割面は明るい黄色調で出血を伴い、圧排性に非癌腎実質に接していた。 組織学的に観察すると、結節の辺縁においては小型のG1, clear cellsがalveolarな構築をとり、出血やヘモジデリンを持った組織球性細胞の集簇および腫瘍胞巣を分葉するように配列する線維化巣が目立つ。 Conventional renal cell carcinoma (clear cell carcinoma) の像であった。 腎被膜浸潤陽性であり、被膜外浸潤・脈管侵襲を認めなかった。組織学的に切除断端陰性であることが確認された。
腎細胞癌は腎充実性腫瘍の大部分を占め、腎悪性腫瘍の約90%を占める。淡明細胞癌は最も多い型で7割以上である。 単純CTで腎癌は腎実質とほぼ同等の低吸収を呈するが、腫瘍内の出血、壊死、石灰化によっては高吸収を呈することがある。本例では周囲と等吸収で、造影前に認識することは困難である。 腎癌の中で最も頻度の高い淡明細胞癌はいわゆる典型的な腎癌と呼ばれ、造影後の皮質髄質相では腎皮質と同等の強い染まりを呈し、実質相や排泄相では腎実質より低吸収を示す。本例は典型例である。 |
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投稿者: Hiroaki Onaya
施設: National Cancer Center
国: Japan
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