「外科病理診断の手引き」概要

更新日:2008年11月14日
掲載日:2008年11月14日
1.目的  2.手引きの対象および提供する情報  3.課題および執筆者の選出  4.投稿論文の査読

1.目的

「外科病理診断の手引き」(以下手引き)は病理医が日常の診断業務において抱えている臨床病理学的問題点を検討し、その問題点の解決のために必要な外科病理学的病理診断情報(以下病理診断情報)を提供することにより、病理診断精度のより一層の向上をもたらし、「病理診断の均てん化」を遂行することを目的としています。すなわち手引きは、その作成時点において病理診断基準と考えられる病理診断情報を提供します。


2.手引きの対象および提供する情報

手引きは病理医(病理専門医・非専門医(研修医を含む))および病理情報に興味をお持ちの臨床医を主に対象としています。


手引きは選出された課題を客観的に解決するために必要な、科学的根拠に基づいた信頼に値する病理診断情報を提供します。科学的根拠に基づく信頼に値する病理診断情報とは、peer reviewを受けた病理診断情報(以下病理診断情報)です。すなわち国内外の学術専門誌に掲載された病理診断情報であり、既知の重要な病理診断情報はもちろん、日々進歩する病理診断に十分対応し、正確な病理診断を導き出すために必要な最新の病理診断情報も含まれます。

AAA:科学的データの系統的レビューにより作成
AA:複数施設病理医の科学的データにより作成
複数施設の学術的研究成果に基づく)
A:単一施設病理医の科学的データおよび文献的 考察を加え作成
(単一施設の学術的研究成果に基づく)
BB:病理医の経験・意見、文献的考察を加え作成
B:病理医の経験、意見により作成
C:非病理医の経験や意見により作成

3.課題および執筆者の選出

  1. 課題対象臓器の選出は事務局が行います。
  2. 課題の決定:
    対象臓器において、解決が必要ないくつかの課題を事務局および対象臓器を専門とされている病理診断情報検討部会(以下部会)委員の方々に提案していただきます。提案課題の中より、手引き作成に最もふさわしいと考えられる課題ひとつを選出します。課題選出および決定は、対象臓器を専門としている委員の方々を中心に行っていただきます。
  3. 執筆者の選出および決定:
    課題決定後、執筆者の選出を行います。執筆者は手引きの部会委員の方々、あるいは部会委員の方々より推薦いただいた方に執筆していただきます。執筆の依頼は事務局が行います。

4.投稿論文の査読

部会委員2名以上の査読により、科学的根拠に基づいた信頼に値する病理診断情報かどうかについて書面審査を行います。審査の結果、修正が必要な場合は修正を行います。書面審査により受理された手引きは、がん対策情報センターのがん情報編集委員会でさらに審査を受け、修正の必要がある場合は修正を行い、修正終了後に最終的な承認となります。著者による校正は初校のみとし、それ以降は上記編集委員会の責任校了とします。


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